透析とは
腎不全が進行すると体内の水分や電解質の調整が乱れ、体に溜まった老廃物を体外に排泄できないため、体に溜まるようになります。
血液透析は、このような老廃物や余分な水分を取り除き、電解質の濃度を調整したりすることです。
当クリニックでは、血液透析と血液透析濾過法を行っています。
全ベッドにオンラインHDF対応可能な設備を整えています。
オンラインHDFについて
オンラインHDFとは、血液透析と血液濾過法を同時併用した血液浄化法で、血液透析と血液濾過の長所を兼ね備えた療法です。
血液透析と比べると体に溜まった大きな物質の除去に優れ、血液濾過に比べると小さな老廃物の除去に優れています。
- 透析困難症(例:低血圧、不均衡症候群 ほか)
- 糖尿病
- 難治性貧血
- 掻痒症
- 透析アミロイドーシス ほか
—適応—
透析液清浄化の取り組みについて
当院では、安全できれいな透析液を供給するため、逆侵襲精製水装置・自動溶解装置・多人数用透析液供給装置・多用途透析用監視装置・クリーン化再循環システムを設置し、透析液清浄化ガイドラインに基づいて管理しています。
日帰りVA治療について
当院で透析を行っている患者様は、可能な限り迅速にシャントの手術およびPTA(血管内シャント)を当院で行う事が可能です。
当院で行った手術、PTAは入院せずに、治療後その日のうちに帰宅することができます。
手術・PTAが困難な患者様については、近隣の連携病院へ紹介させて頂きます。
● 手術
シャントトラブルが起きた場合に、当院で日帰り手術を行うことができます。人工血管を用いた手術も行っておりますが、今までの経験の中で人工血管によるトラブルを多数診てきました。そのため、当院では可能な限りご自身の血管を用いて手術を行う事をモットーとしております。
● PTA(血管内治療)
透析治療を続けているうちに血管内が細くなってしまい、透析しにくい状態になってしまいます。
その場合にX線を用いた透視装置、および最新のエコーを用いて、どこの血管に問題があるのか特定し、血管内に風船を入れることで血管を広げる治療を行っております。
手術と比べて傷口も小さく、身体への負担が非常に少ないのが特徴です。
また既にあるご自身のシャントを継続して使用することができます。
連携施設
主に以下の医療機関と連携し、質の良い医療を提供できるよう体制を整えております。
なお、透析患者様の新規受け入れは常時行っております。当院へお問い合わせください。
- 草加市立病院
- 東京医科歯科大学
- 秀和綜合病院
- 自治医科大学附属さいたま医療センター
- JCHO千葉病院
透析送迎について

希望される方は送迎をしております。
車いすの方は、送迎車をご利用頂けないのでご了承ください。
現在の送迎範囲
草加市全域・八潮市一部・足立区一部となっております。
詳しくは当院にお問合せください。
当院にて透析を希望される患者様
新規もしくは他院からの転入にて透析を希望される方は、
下記のような流れで受け付けております。
- 病院もしくは御本人から当院へ電話連絡を頂き、見学日時を決定致します。
(電話受付時間 9:00〜16:00) - 院長と面談後に施設の見学をしていただきます。
- 見学の結果、当院で透析を希望される方は、透析開始日を検討します。
見学時には以下のものをご用意ください。
- 保険証
- 診療情報提供書
- 透析条件
- 透析記録3回分
- 血液検査の結果
送迎希望の方は、見学の一週間後からご利用頂けます。
車いすの方は、送迎車をご利用頂けないのでご了承ください。
患者様にご用意して頂くもの
パジャマ・敷きタオル(バスタオル他)・枕用タオル・止血バンド・スリッパ





イヤホン(TVをご覧になる方)